蝋を使った防染は正倉院の宝物にも見られ、古くから使われている防染方法です。
堰だし、伏せ、蝋吹雪、など色々な技法があり、組み合わせによりさまざまさ表現が可能で、染める人による個性が出しやすい技法ともいえます。
私は、ぼかし染め・乾燥蝋防染ぼかし染め、これを何度も繰り返し染めています。
いろいろな色が何重にも重なり深い美しい色になるように、 時として暗く重い色になったり、出来上がりの色を計算するのは、試行錯誤の繰り返しでした。
この頃ようやく染料の透明感を残し、色を思いどおり使えるようになりました。
続きを読む