ろうけつ染めについて
ろうけつ染めについて
蝋を使った防染は正倉院の宝物にも見られ、古くから使われている防染方法です。
堰だし、伏せ、蝋吹雪、など色々な技法があり、組み合わせによりさまざまさ表現が可能で、染める人による個性が出しやすい技法ともいえます。
私は、ぼかし染め・乾燥蝋防染ぼかし染め、これを何度も繰り返し染めています。
いろいろな色が何重にも重なり深い美しい色になるように、 時として暗く重い色になったり、出来上がりの色を計算するのは、試行錯誤の繰り返しでした。
この頃ようやく染料の透明感を残し、色を思いどおり使えるようになりました。
染めの仕事
![花のスケッチ](../images/ph_aboutdyeing01.jpg)
花のスケッチ
![花のスケッチから図案作成](../images/ph_aboutdyeing02.jpg)
花のスケッチから図案作成
京都の染色工房で5年あまり友禅染とローケツ染に携わり、主に着物を染めました。
独立してからは洋服やスカーフ・インテリア製品も染めています。
花が好きでよくモチーフに使います。
図案を描く時写真や図鑑ではうまく描けず、何枚もスケッチします。
花をスケッチしているうちにその空気感や香りそんなものまで描ける気がして、スケッチはとても楽しい作業です。
洋服も縫製しています。
染めた生地を思いのままのデザインに仕立て上げる、これからの課題です。
神戸のお店には楽器のシリーズの作品を置いていただいています。
丸太や ホームページもご覧ください。
http://marutaya.com/cont02/cont02-02d.htm